いやし収穫体験及び台湾公立TV局取材協力報告(平成27年5月21日)

H270521いやし収穫体験・台湾公立TV取材 (8)
収穫体験の様子

H270521いやし収穫体験・台湾公立TV取材 (4)
収穫体験の様子を台湾公立TV局関係者が撮影

来訪者の皆様へ

野島農園にて、高齢者元気長生き体操参加者向けいやし収穫体験を実施致しました。
今回収穫体験したのは、スナップエンドウ・葉物野菜です。
収穫体験後、農園で収穫したスナップエンドウ入り豆ごはんと旬の葉物野菜を具に入れたスープを皆さんに食して頂きました。

また、今回、台湾公立TV局の取材協力に応じ、いやし収穫体験の様子を撮影致しました。

・取材の経緯

台湾公立TVより、自然農法を中心に健康で美しい社会づくりに取り組んでいるMOA健康生活ネットワーク関係団体の取り組みについての取材要望がありました。そのMOA健康生活ネットワークより、野島農園(MOA認定ほ場)に取材協力の依頼がありましたので、対応することになりました。

・台湾公立TV局取材目的

台湾は急速な経済発展を遂げたが、近年になって、毎日のように極端な気候変動や自然災害により、度々台湾の自然環境や市民生活の場に大きな被害を受けている。特に自然と共存している農村地域では、盲目的に開発を進めてきたことに対する数々の反省として、持続可能な発展、生体保全、自然農法、スローライフなどの価値観が、徐々に社会全般に現れてきている。
 従来の経済発展は、都市部を基点とするものであるため、農村地域は遅れているイメージがあり、人口流出、厳しい失業、高齢化、インフラ不備などマイナス要素として考えられている。そのマイナス要素を払拭するような農村経営の可能なあり方に対し、経験やイメージが不足しており、台湾の農村全体の発展の方向性には、さらに広い視野、さらに多くの事例そしてさらに完璧な論述を必要としている。
 農村は、都市開発の予備用地ではない。現代の農村は、主体性、自主性をもって、都市部と一緒に支え合う、これが健全な国家、地域の持続可能な発展に欠かせない点である。現在の科学技術と産業形態のもと、農業はどのようにして時代と歩むのか、台湾が直面する厳しい課題となっている。
 そのため、解決する糸口を見出す一つとして、農村と農業発展の成功事例を取材(日本、ドイツ、オランダなどの海外取材)し、「農村ビジョン」という将来の輪郭を描き、テレビ視聴者に未来の台湾の農村発展の視野を広げたいため、ドキュメンタリー番組を制作することになりました。

日時 平成27521() AM9:30PM5:00

台湾公立TV局取材クルー:7名

 

・当日の対応

  1. 自然農法の体験農業による、親子、高齢者、地域市民との絆作り実践報告(パーポイントにて説明)
    スライド資料:H270521_体験農園(自然農法)により地域の絆づくり資料
  2. いやし収穫体験実施

・当日の様子

  1. TV局の取材に対応し、いやし収穫(スナップエンドウ・小松菜)体験参加者の皆様が監督の指示に協力して頂き、大変良い収穫体験の様子を撮影することができたと思います。

  2. その後、農園で収穫したスナップエンドウ入り豆ごはんと旬の葉物野菜を具に入れたスープを頂きました。

  3. カメラ(4kテレビ用)を搭載したドローンで野島農園上空から撮影していました。

※今後、オランダ、ドイツなどへ取材訪問し、3年後に海外ドキュメンタリー番組(全10回シリーズ)として台湾全国に放送される予定です。

※各写真はクリックすると拡大されます。拡大後戻る場合はブラウザ左上の「⇐」をクリックして下さい。
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台湾TV局側の取材後の感想
  • 世界へ取材に訪問し、日本、オランダ、ドイツ、米国などへ取材に訪問するそうです。
  • 日本の取材に関しては、MOAのネットワーク(自然農法)を活用できて、効率的な取材ができて感謝しています。
  • 特に、有機農法、自然農法などに力を入れ、食の安全・安心に力を入れていることに感心しています。
  • 心身ともに美しき健康生活を営むことに力を入れていることに共鳴致しました。
  • 理念と実践が行われ、日本全体に広まっていることに実感致しました。
  • 自然農法の取り組みが、地域の絆作りに貢献していることに感動致しました。
  • 野島農園は農業体験を通して、地域の絆作りに貢献していることを体感することができました。
  • 式次第に書いてある内容を現場を訪れて見て、実践していることを実感致しました。

~式次第に書いてある内容~
体験農園は家族の思い出づくりと地域の連帯と絆づくり、さらに日本政府が掲げる「健康寿命80歳」を達成するため、心身ともに美しき健康生活を営むために実施しています。
農ある社会は、健康的な社会づくりの基礎となると考えています。また、これからの地域社会は、有機農業、自然農法、観光農業、地産池消が地域の発展・まちづくりに繋がると思います。その他に太陽光発電などの自然エネルギーを活用した発電などで、自然環境を向上させることにより、地方が経済的に自立化する起爆剤の要因となると思います。

  • 特に感動したのは、自然と共生し、農業及び自然エネルギー(太陽光)を実践していることは、今後の農業に一つの処方箋を提示してくれると思いました。地方の農村が、自立する一つのヒントがあると思いました。
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台湾公立TV局取材者及び野島農園関係者記念撮影
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文責:
門前自治会会長 野島貞夫
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※写真掲載了承済