高齢者元気長生き体操(統合医療について。平成26年4月18日)

H260418高齢者長生き体操 (38) 高齢者長生き体操の様子
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正岡武幸氏によるレクリエーション

来訪者の皆様へ

高齢者にとって、一番大切なことは「自分の足で、自由に気ままに歩ける」ことです。
高齢者が日々元気で、明るく、前向きに楽しく、生き生きと過ごすために、健康増進元気長生き体操(足腰強化体操など)を実施致しました。
この企画は平成25年10月から毎月第1・第3金曜日に実施しております。
平成26年3月末迄の予定でしたが好評につき、今年度も継続し、
平成27年3月末まで開催致します。

継続して運動することが効果的だと思いますので、継続して参加頂けることを願っています。

今回、運動の休憩時間に正岡武幸氏によるハーモニカ演奏がありました。
聞くだけでなく、ハーモニカ演奏に合わせて参加者みんなで合唱致しました。
曲目は『春の小川』、『ふるさと』、『早春賦』です。
参加者みんなが大声を出して歌うことで、体全体及び脳が活性化することで、認知症を軽減できると思います。

当日の様子
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体操の休憩時間を活用したレクリエーション

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マザアス東久留米入居者作品
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最後に、橋本聖子氏の講演を聴く機会がありました。

 橋本氏はスピードスケート及び自転車競技の元選手で、スピードスケートでオリンピック選手として銅メダルを獲得しています。
現在、参議院議員として活躍する他、総合医療の推進に努力しています。
 特に、人間本来備わっている免疫機能を高める食材、運動などの役割を大切にしています。
 実体験からオリンピック選手は、自分の限界を超えるために、日々体を酷使しています。
又、その中で病気になっても、ドーピングの関係上、簡単に薬を飲めない環境に置かれています。
そのため、どうしたら薬を飲まず、健康維持を図ることができるかということが最大の課題であると考えていました。

それに合致するのが、人間の全体像を幅広い視点から捉えた、新しい考え方に基づいた統合医療です。


その統合医療について紹介致します。

西洋医学と相補・代替医療を統合した医療です

 世界には、西洋医学以外にも東洋医学をはじめ精神療法、アロマテラピー、マッサージ、気功など、「相補・代替医療」と呼ばれる数多くの療法があります。
 アメリカやヨーロッパでは、相補・代替医療による診療が西洋医学と肩を並べて普通に行われています。
 西洋医学一辺倒の考え方から脱却して、患者を中心に相補・代替医療を統合し、患者に適したあらゆる医療の可能性を取り入れようとするのが、「統合医療」です。

相補・代替医療は、概ね5つの分野に分類されます。アーユルベーダなどの「伝統医学」、瞑想や音楽療法などの「心身の介入による療法」、アロマテラピーなどの「生物学的療法」、マッサージや鍼灸などの「徒手療法」、気功などの「エネルギー療法」です。

一人ひとりに最もふさわしい治療方法を一緒に考え、それを提供する医療です

 慢性疾患や、心に起因する病気、病後のリハビリテーションなどでは、体質やライフスタイル、家族関係なども症状の改善に影響を及ぼします。
 「統合医療」は、その人の病気症状を取り除くことだけを目的としたものではなく、心の状態や、家庭での生活習慣、社会的環境など多面的に原因を見つめ、一人ひとりに最もふさわしい治療方法を一緒に考え、それを提供します。


病気予防を大事にする医療です

 生活習慣病の蔓延、医療費の高騰に伴う個人負担の増加などもあって、日頃から健康について考え、予防や保健に努め、健康的な生き方を求める人が増えています。
 「統合医療」は、自然治癒力を高めて病気にならないようにする、つまり病気を予防することを第一義に考えます。QOL(生活の質)の向上を図り、生活習慣や環境改善を含めた総合的な健康づくりに取り組むものです。

統合医療の現状

  アメリカやイギリスをはじめ西欧諸国では、統合医療が国の医療として研究されるなど、世界の潮流になってきています。 
 西欧諸国で統合医療の実施、研究が進んでいる背景には、高額な医療費の負担が軽減でき、患者が希望する治療が受けられるなどの理由で、西洋医学一辺倒の医療を見直そうという政府や国民の意識の高まりがあります。
 特にアメリカでは、国立衛生研究所(NIH)という世界的な最先端医学の研究機関の中に、相補・代替医療センターを設置し、2005年には150億円の予算が投じられ、相補・代替医療が科学的に研究されています。
 また、NIHの2002年の調査では、アメリカ国民の62%が、何らかの相補・代替医療を利用していると報告しています。
 日本では、衆参両議院の関係委員会において、医療費の高騰を抑制するために予防医学の観点から統合医療に関する質疑が行われ、平成18年度から調査研究のため1億円の予算が計上されている現状です。

※尚、本講演内容については、統合医療を推進する、MOA健康生活(自然農法)ネットワークの資料を参考にしています。

以上

門前自治会は、地域の高齢者が食事・運動・生活の質(QCL)の向上などをバランスよく行い、人間力(病気を予防し、日々、元気に楽しく、前向きに歳を重ねること)を向上して頂きたいと思います。

 

文責:門前自治会会長 野島貞夫
TEL:090-3224-0278
FAX:042-476-2555
mail:nojima.sadao@jcom.home.ne.jp
※写真掲載了承済