文化の継承第4回門前自治会もちつき大会・自主防災訓練報告

 

もちつき大会 (3)
当日、午前・午後の2グループに分けて、約360人の方が参加しました。
参加した子供達が楽しく・元気に自らもちつきを行いました。

もちつき大会 (2)

 

日本は、自然と共生し、約2000年瑞穂の国として、主にお米を食して生きてきました。

ユネスコで世界遺産として和食が登録されました。
日本人として、大変誇りに思っています。
和食は、健康に一番優れていると思います。
世界でも認められています。
最近、アメリカでは、寿司、お弁当が人気です。
ロシアでもうどん、親子丼が若者に好かれています。
中国でも若者におでんが好まれています。

日本の和食は季節感を表し、五感で味わえる食事です。
一汁三菜として、非常にシンプルで、長い歴史の間親しまれていました。

現在の日本では 米の消費量は50年前から比べて、日本人一人当たり年間115㎏から60㎏に消費が下がっています。 (1960年114.9㎏、2010年59.5㎏)

今回、登録されたことで、食育の一環として、日本食の良さを学校給食及び家庭で和食を食して頂きたいと思います。
和食といえば、京都の懐石料理、寿司、天ぷら等多くの日本人に好かれています。
今後、和食はレセプション、イベントで民間及び国を上げて食してもらい、発信していくことが大事です。
おもてなしの料理として和食を食べてもらい、普及推進することが大切だと思います。
日本人が長命の要因として、和食があると思います。

今回、日本文化の継承として、未来ある子供達におもちつきを体験してもらいました。
子供達が自らついたおもちを食べることで、お米大好きな子になって頂きたいです。
また、体験したことは良い思い出となるでしょう。

今回は参加人数が約360人になったので、午前と午後に分けて、参加者自らもちつき体験できるように対応致しました。

餅つきは、地元の農家で、師走の行事として、今も、引き継がれています。
門前自治会として、地元の文化を、未来ある子供達に、承継してもらうために、地元で行われていた方法で、もちつき大会を行いました。
この行事に、多くの子達・家族等が参加し、餅つき作業に協力して下さいました。

日時 12月8日(日) 午前11時~午後2時頃迄
場所 野島農園(野島宅)  大門町1-3-19
参加者 約360人
後援
野島農園、JA東京みらい東久留米駅前支店、神山大橋自治会、下山親睦会、
門前大橋自治会、門前会、MOA健康生活ネットワーク、美多摩新聞社、
㈱ウェルカムオータ東久留米店、東久留米市町おこし実行委員会市民の会、
東部地域ふれあい交流会(自主防災組織)

 

当日、役員は早朝8時に集合し、準備致しました。
段取り良く行うために、8時30分頃よりもち米を蒸し始めました。
先に来た子供達は竈に薪をくべ、セイロでもち米を蒸す工程にも参加して頂きました。
約40分後、最初のもち米が蒸しあがりました。

開始時間になり、司会の野島武夫氏(東部地域ふれあい交流会事務局)より今日の工程説明がありました。
その後、門前自治会長野島貞夫氏が挨拶を行いました。
続いて後援して下さった、JA東京みらい東久留米駅前支店、ウェルカムオータ東久留米店の方から一言挨拶を頂きました。

蒸しあがったもち米を臼に入れ、最初は数人で小型の杵で、グイッともち米を押しつぶしていきます。ひっくり返しながら、ある程度やるともち米が一塊になり、おもちのようになるので、杵でついていきます。 その後、大型の杵でもち米の形がなくなるようについていきます。この工程は臼に、おもちがつきやすくなるので、ひっくり返す人(合の手)が1対1になり、約10回程度満遍なくおもちをつきあげます。

大方おもちがつきあがると、最後の仕上げとして、子供達に順番に杵でおもちをついてもらいました。

のし餅と鏡餅を作って頂きました。
のし餅は、ついたお餅を適当なサイズに分け、のし餅袋に入れて均一の厚さ約1.5cmにおもちを伸ばしたもの。
鏡餅は、1つ目を握りこぶしサイズに切り取り、手におもちがつかないように片栗粉をまぶして形を整えます。2つ目は最初の半分くらいの大きさで切り取り、同様にして、形を整えます。1つ目の上に2つ目を乗せれば鏡餅の完成。

つきたてのおもちを料理担当役員やお手伝いの方々があんころも ち、きなこもち、からみもちに味付けを行いました。

また、MOA自然農法実施圃場野島農園にて収穫した野菜(白菜、大根、里芋等)を具にしたトン汁を大鍋(300人分)で煮込み試食して頂きました。
多くの方が美味しいとおかわりする方が多くいました。

もちつき大会(5)
竈に薪をくべ、セイロでもち米を入れ、蒸している様子

もちつき大会 (4)
自然農法で育成した野菜をたくさん入れたトン汁づくりの様子

もちつき大会(1)
もちつき後に受付担当していた若い奥様が力一杯もちつきに挑戦してくれました

当日の様子
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もちを蒸す竈(釜・セイロ)と臼をそれぞれ2セット用意致しました。 そして、参加した子供達全員にもちつき体験して頂くためにもち米50kg準備致しました。 さらに、未来ある子供達に野菜大好きになって、好き嫌いのない健康的で強い人になって頂きたいので、多種類の野菜入りトン汁を作りました。

前日の作業
・道具一式の水洗い等
・臼をタワシで洗った後、水に浸してしめることで、水漏れ及び割れ防止対策になります。又、杵のもちに当る面の割れ目をグラインダーで研磨しました。割れ目から木くずが落ちないようにするためです。
・もち米(50kg)を研ぎ、水に浸す。
・トン汁に入れる野菜の下準備(白菜、大根の水洗い、サトイモ皮むき等)
・竈にくべる薪準備(野島農園の植木等を剪定した枝等を使用)
・会場の掃除、案内表示などの会場設営

 

多くの方が協力頂きありがとうございました。
また、当日の行事様子の写真撮影に協力頂きありがとうございました。
子供の頃、親子でのふれあいの記憶は、大人になっても忘れられない良いものとなります。
今回の行事で、親子でふれあう機会となればと思っています。
また、古い住民、新しい住民とのふれあう場となり、 家族で参加して、地域との絆作りとなることを念願してい ます。
門前自治会は行事など見える化に取り組み、参加しやすい環境づくりを推進しています。
今後も門前自治会はふれあい交流行事を開催したいと思います。
開催の際は、自治会掲示板、準公的掲示板及び東久留米のふれあい情報サイト「くるくるチャンネル」等で情報発信致します。
来年度も、学校・家庭・地域で、未来のある子供達を健全に育成するために、『地域の特徴を生かした、体験の場を提供し、全人教育の一環』として、事業を推進して行きたいと、役員一同考えています。
しかし、門前自治会単独では、事業を円滑に推進できないので、今回支援頂きました皆様に、来年度もご協力を宜しくお願い致します。
今回のもちつき大会の行事費用は資源ゴミの回収で集めて資金を充当しています。
今回の裏方の分担作業に、多くの団体の協力を頂きました。
トン汁作り・もち米を蒸す工程等は、東久留米MOA健康生活ネットワーク。

おもち料理に、自治会女性部、参加したお母様達と友人。
もちつき作業は、自治会役員、野島農園関係者、下山親睦会 池田恭則氏、JA東京みらい農協駅前支店、門前会、美多摩新聞社等。
皆様のご協力により、今回の行事が行えた事を感謝致します。
更に、参加動員に協力頂いた、第二小学校、第六小学校、神宝小学校、美多摩新聞社、「くるくるチャンネル」等に感謝致します。


今回、もちつきと同時に自主防災訓練の一環として、炊き出し訓練、発電機(携帯ガスボンベ型)の起動等を実施致しました。

多くの方が体験して頂き感謝致します。

H25もちつき大会 (49) H25もちつき大会 (51)

野島農園の昼間の電気は太陽光発電で約12年前より賄っています。
最近さらに増設し、発電力は約20kwになりました。
災害などが発生し、停電になった場合に、自治会会員及び地域の皆様へ活用して頂きたいと思っています。

 

・過去に報告したもちつき大会の様子
  第3回もちつき大会(平成24年)
  第2回もちつき大会(平成23年)
  第1回もちつき大会(平成22年) 

文責:
門前自治会会長 野島貞夫
TEL:090-3224-0278
FAX:042-476-2555
mail:nojima.sadao@jcom.home.ne.jp
※写真掲載了承済