秋野菜の準備3(自主防災炊き出し訓練用 平成25年9月)

 

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多くの方が、ダイコンの種まきに挑戦してくれました。
自分たちがまいた種が成長して、収穫するまでには、いろいろと育成管理が必要となり、体験することにより、生命の尊さを学ぶ機会になれば良いと思います。
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若い奥様達が土を耕し、マルチを敷き、ハクサイの種をまいてくれました。12月中旬~来年2月末頃まで美味しいハクサイを食することが出来るでしょう。楽しみですね!H250922_共同作業日(拡大) (1)
サツマイモの苗植えに参加した子どもが共同作業日に参加してくれました。
野菜を育てるにはいろいろな管理をすることを体験して頂きました。
作業着一式そろえて農作業に参加頂き、ありがたいことです。
家族農業体験は、友人知人を誘って参加して欲しいです。

来訪者の皆様へ

東久留米市内の農地のいたるところで、特産品のダイコン、ホウレンソウの種まきのシーズンになりました。
11月9日・10日は市民まつりと一緒に農業祭も開催されます。
地域の野菜生産者、植木生産者及び市民農園、体験農園などの生産者の野菜や植木の品評会が市民プラザ1Fにて開催されます。
市庁舎の前には営農振興会が東久留米で生産された野菜をたくさん乗せた宝船を展示します。この宝船に毎年感動しています。
地元の生産者は、各種野菜が農業祭に合わせて収穫するために、この時期は、農家にとって忙しい時期です。

野島農園においても、門前自治会より委託された、10月第1・第3金曜日高齢者元気長生き体操において配布する野菜や家族農業体験(10月27日(日))、もちつき大会などに使用する野菜の土づくり、種まき、育成管理を、日々野島農園ふれあい交流会、MOA健康生活(自然農法)ネットワーク、ボランティア、自治会有志の方などが、ほ場で行っている様子を報告致します。
また、農園全体の共同作業日(毎月第4日曜日)の様子も報告致します。

育成管理の様子
・自然農法育成管理の様子

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野島農園の様子
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土づくり
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土づくり
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畝づくり
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畝づくり
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畝づくり
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マルチ敷の様子
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マルチ敷の様子
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マルチ敷の様子
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マルチ敷の様子
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マルチ敷の様子
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マルチ敷の様子
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マルチ敷の様子
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マルチ敷の様子
・自然農法種まきの様子
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ダイコンの種
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種まきの様子
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種まきの様子
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種まきの様子
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種まきの様子
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種まきの様子
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種まきの様子
 ・共同作業日の様子
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除草作業の様子
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除草作業の様子
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除草作業の様子
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除草作業の様子
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除草作業の様子
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除草作業の様子
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除草作業の様子
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除草作業の様子
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除草作業の様子
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除草作業の様子
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除草作業の様子
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除草作業の様子
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除草作業の様子
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除草作業の様子
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除草作業の様子
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記念撮影
・有機農法育成管理
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有機農法育成管理
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有機農法育成管理
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有機農法育成管理
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有機農法育成管理
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有機農法 キャベツ苗植え
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有機農法 キャベツ苗植え
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野菜
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有機農法育成管理 水やり
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有機農法育成管理
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有機農法育成管理
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ネギ
・野島農園の様子
自然農法で管理しているため、微生物が多くおり、生態系ができあがり、昆虫がたくさんおり、畑のあちこちで飛び交っています。この時期は赤トンボが飛び交っています。
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お花
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お花
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お花
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お花
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お花
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バケツ稲づくり
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ゴーヤ
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キャベツ苗育成
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ニラの花
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ネギ
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エンドウマメ
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敷草
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チョウチョ
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バッタ
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赤トンボ

自然農法は、自然を尊び、自然から得られるもの全てを、活用することを基本に考えています。
雑草でさえ、野菜の育成管理に利用します。

 わが国のように豊かな自然環境の下では、砂浜や2千メートルを超える高山地帯を除き、ほぼ全国を樹木や草が覆い尽くしています。
その種類は、まさに多種雑多で、季節、地域、環境、土質などによっても自生する草木が違い、さらに外来種の混入によって環境が一変することもあります。
私たちは、そこに畑を作り、作物を育てることで、様々な草と相対することになりますが、家庭菜園をする上で、この草を知ることが大きな助けになります。

 そこで、まずは草が持つ存在の意味について考えてみましょう。
一般的に、栽培の邪魔をするものとして、「雑草」は除草剤を撒いたり抜き取って排除されてしまいます。
しかし、自然農法ではまったく違う考え方を持っています。草こそ土を作る貴重な存在として決して邪魔者扱いはしません。

 例えば、草が地表を覆うことによって有害な紫外線を遮蔽してくれます。これによって土に生息する多くの生き物が繁殖できる環境が整い、そこに豊かな生態系が成立し、土づくりが進みます。
 一方、草の根は地中深く、また広範囲に伸び、土を耕してくれます。これにより無数の空洞が生まれ、そこに土壌微生物やミミズなどの小動物が同居することで糞や死骸などの有機物が供給され、結果として団粒構造が徐々に形成されていくことになります。この構造体は通気性と適度な保水性に優れており、野菜の成長にとっては理想的な土壌と言えるでしょう。

 このような理想的な土壌を作る上で知っておきたい草の刈り方があります。
まず、作物を作る畝の上部を除草する必要がありますが、その時根を抜かないようにするのがコツです。地際の成長点から少し下の部分をカマなどで刈り取り、根を地中に残したままにすると、根はいずれ分解されて土の養分となる一方、そこは空洞として残ります。ここが新たな生命の活動の場となり、根が伸びるすき間を提供することになるのです。
ただし、メヒシバやオヒシバのように少しでも成長点が残ると繁茂する草もあり注意が必要です。刈り取った草は畝面や畝間の敷草にします。
また、畝の斜面に生える草を生かすことで土留めの効果も期待できます。このように草を排除するのではなく、活用するように工夫しましょう。

 野菜を自然農法で栽培するにあたり、適地適作は重要なテーマです。この時、知っておきたいのが土と野菜の相性ですが、その判定に自生する草が利用できます。一般的に酸性からアルカリ性まで様々な土質が存在します。一方の野菜も酸性に強いもの、アルカリ性を好むものなど様々で、相性の良いものを選ぶ必要があります。このような時、自生する草の種類によって土質を知り、それに合った野菜を栽培するようにします。

 

草の上手な活用法
畑の邪魔者にするのではなく共生を考える
・酸性土壌に強い野菜
 イチゴ、ジャガイモスイカ、カブ、サトイモ、サツマイモ、ラッキョウ

・酸性土壌にやや強い野菜
 
トマト、ナス、トウモロコシ、ニンジン
・酸性土壌に弱い野菜
 キャベツ、セルリー、パセリ、タマネギ、エンドウ、インゲン

・酸性土壌にとても弱い野菜
 ホウレンソウ

酸性度の強い畑に自生する草…ヨモギ、クローバー、オオバコ
酸性度の弱い畑に自生する草…ナズナ、ハコベ

 

夏野菜の収穫が終わりを迎える中、秋野菜の作付が始まります。すでに樹勢が衰えたものについては根を残して刈り取ります。そこにスコップを入れて、揺らすようにしながら20~30cm間隔で耕起してダイコンなどの秋野菜の種をまきます。発芽後は低温などに注意しながら育てましょう。

9月、10月の野菜
サツマイモ…熱帯・亜熱帯作物で常時栽培が可能な多年生作物。起源は中央アメリカでわが国には中国から16世紀に伝わった。初夏に定植して秋に収穫するのが一般的。

・ラッカセイ…南アメリカ原産で、わが国には中国から伝わった。脂肪が50%、タンパク質も25%含まれている高エネルギー食品のため食べ過ぎには注意が必要。

・サトイモ…原産地はインドやマレー半島付近でわが国には縄文時代に伝わった。主成分はデンプンで独特の粘りは多糖類によるもの。4月に定植して秋から冬にかけて収穫する。

・ネギ…原産地は中国西部でわが国には有史以前に渡来した。独特の辛味を持つ硫化アリルを含み、消化液の分泌を促進させ、体を温める効果もある。初夏に定植して秋から冬にかけて収穫する。

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土を耕して畝づくりの様子
深く耕すことで、野菜の根が地中深く伸びやすくなります。
根が伸びることで、微生物によって生成された栄養素を多く吸収しやすくなるため、免疫力が高い、元気で美味しい野菜が育つでしょう。

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サツマイモは5月初旬に植え、除草やツル上げを3回行いました。
今年はおよそ1,100本植え付けました。
サツマイモの成長を見るため試し掘り結果、乾燥や猛暑などの天候の影響や育成管理における不手際などにより、成長にばらつきがありました。
サツマイモのツルの根本が切れており、未成長なのがありました。
これはツル上げ時に切れたと思われるので、丁寧にツル上げを行う必要があると思いました。

体験を通すことで、成長過程の問題などを学ぶことができ、いい経験となるでしょう。

 

最後に土壌にはいっぱいの微生物がいる他、赤トンボやバッタ、チョウチョなどの昆虫がおり、自然に触れて下さい。 子供達が自然に触れることを通して、困難な問題を乗り越える逞しさや知恵が養われ、想像力あふれるスケールの大きい人材に成長してほしいです。

文責:
門前自治会会長 野島貞夫
TEL:090-3224-0278
FAX:042-476-2555
mail:nojima.sadao@jcom.home.ne.jp

※写真掲載了承済
※MOA健康生活(自然農法)ネットワーク監修