臨床美術 脳が目覚める!           感じて描くアート制作

平成29年11月22日(水曜日)
   くるねっとのメンバー10名が
                        
臨床美術を体験

「臨床美術」、その耳なれない言葉に初挑戦。
 くるねっとのメンバーであり、臨床美術士の
 資格を持つ天本さんの発案でこの体験講座が
 実現。もちろん天本さんが講師を務めます。

◇体験講座の開始です。
モチーフは旬のリンゴ。
色や形、品種の違う様々なリンゴからお気に入りの一つを選びます。

色や形をじっくり観察していると、最初は中身(実)から描くと言うのでビックリ。
皮をむいた実の色をパステルの中から選びます。
そして、輪郭ではなく実の中心から塗り始め・・・と、描き方は独特です。そこに「実感の感じられる絵」を描く秘密があるようです。

 

皆さん、「絵を描くことなどないから」と最初は少し緊張気味。時間が経過すると、
リンゴの形、色、表面の細かな模様を忠実に描いていました。

 

そして、1時間が経過。
絵が完成したら集めて壁にはっての鑑賞会です。

どの作品も一枚一枚違っていてとても良い感じです。全てに個性が光り、皆ちょっとした満足感にその場の空気も和みました。

◇体験講座を終わって。
参加者皆が「楽しかった。」との感想。そして、鑑賞会の時に感じた「ちょっとした満足感」とは、最初のリンゴ選びから鑑賞会までの臨床美術の一連のプロセスを体験することで得られたもの、と思います。
臨床美術には絵を描くだけでない何かがあるように思いました。

◇講師の天本さんから。
皆さんの笑顔が見られて一番満足したのは講師です。
アートの力によって臨床美術は自己表現の充実感をもたらし、人と人とを繋ぐコミュニケーションツールとなることを実感しました。
皆様、参加頂きありがとうございました。

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今回の臨床美術・体験講座は会員を対象に行いましたが、くるねっとでは、その一連のプロセスを市民の方々にも体験して頂きたいと考え、次年度の活動計画に盛り込むこととしました。

活動紹介:くるねっと

 

 

 

第10回 団塊くるねっとシンポジウム

 

 

 

 

 
平成291029日(日曜日)
高齢化が加速する中、益々関心が高まる「認知症」、認知症についての理解を
深め、予防につながる生活習慣の身につけ方を学べる講演会を開催しました。

今回の講演は2部構成です。
第一部 講師に、臨心理学博士の杉山美香氏をお迎えしての講演。
    「今日からできる認知症予防」
第二部 第一部へ参加の方々の懇親会。女性プロ紙芝居使、せんべいさんによる
    昔懐かしい紙芝居と口演。

第一部 講演会 今日からできる認知症予防
会場の市民プラザホールには、台風の影響による大雨にも関わらず、88名の方々が
集まりました。認知症への関心の高さをあらためて知らされました。
司会は、東久留米市生活文化課の塚田様。講演に先立ち、団塊くるねっと、石川代表の挨拶、並木市長からもお言葉を頂きました。


◇司会を務めて頂いた生活文化課 塚田様。
           ◇会場に集まった多くの方々。
                           ◇挨拶する石川代表。


◇並木市長からは本講演の意義、また、団塊くるねっとの活動を高く評価して
 頂きました。

さて、講演の開始です。
「今日からできる認知症予防」、始まりは認知症クイズから。
 🔶最近、もの忘れが多いと不安に思っている方、老化現象による物忘れと認知症による物忘れの違いをクイズ形式で確認。
 🔶認知症にはいくつかの種類があり、それぞれ発症する原因が異なるとのこと。
そして、その原因とは。
 🔶現在の医学では認知症を完全に治したり、防ぐことは出来ないけれど、原因が見えてくれば、そのリスクを低く抑える方法が見えてくる。

◇講師 杉山美香氏の映像を使った分かりやすい解説は参加者に好評。

🔶その方法とは
日常の食事、行動や運動、そして、頭を使う事を日頃から心がけること、等々。
講演では、その食材や運動の方法、身に着けたい生活習慣を具体的に解説して頂き、また、それらを長続きさせる方法について、様々な事例を示して頂きました。
・・・「これなら出来る!!」と思った人は多いはず。

🔶近い将来には数百万に達すると予想される認知症発症者。「自分は大丈夫だろうか?」と不安に思っているだけではだめ、早い取り組みが必要。
「認知症とは何か」「どうしたら予防できる」を知った今、今日からその一歩を踏み出しましょう。

🔶アンケートの結果から
参加者の70%以上は70才以上の方。高齢者ほど関心が高いことが分かります。
その回答は。
・わかりやすい説明で良く理解できた。
・今日の話を具体的な行動に。それを長続きさせたい。 習慣化させたい。
・すでに行動を起こしている。が、もっと努力したい。    等々
予防へ向けた食事や運動、生活習慣を身に着け、長続きさせることの重要性を皆さんが確認し、前向きの回答を多く頂きました。

第二部 懇親会
第一部の講演で聞いた話を共通のテーマにして、参加者がお互いに「これなら私も・・・」「私はこう思う」「私はこうしている」等々、自由に会話して頂く時間を設けました。聞くだけではなく自分の言葉にして話すこと、予防に向けた第一歩です。
そして、お楽しみは、社会福祉士でありプロの紙芝居使、せんべいさんの昔懐かしい紙芝居。

◇懇親会の始まり。 
 乾杯の音頭は、たま団塊交流会を代表して小平市「とまり木」の西村会長。

懇親会が盛りあがるころ、
昔懐かしい自転車を押して、
せんべいさんの登場です。
今日参加して頂いた方々の年齢から、
幼いころの記憶が蘇った方は多いはず。

 

 

昔を思い出して、せんべいさんを取り囲み、話に引き込まれ、参加者とせんべいさんのやり取りが続きます。・・・そこには懐かしさと笑いが。

せんべいさんの口演に大いに笑い、盛り上がりました。

主 催   団塊くるねっと・東久留米市
共 催   たま団塊交流会
      (小平市・東村山市・清瀬市・西東京市・東久留米市)
後 援   東久留米市社会福祉協議会

 

お知らせ ********************************

平成29年11月、「団塊くるねっと」は「くるねっと」へと改称致しました。

私たちの活動のこれからを考えた時、より地域に密着した活動と、団塊世代に限らない幅の広い年齢層の視点や発想が必要になると考え、改称することしました。
新たに定めたキャッチフレーズ「思いを形にこのまちで」は、私たちの活動の指針でもあります。団塊くるねっとの活動を継承し、さらなる発展を目指します。
新しい「くるねっと」をよろしくお願いします。