普段体験する事がない災害時や緊急時、どう行動したらよいか?
その時に必要な判断や行動を体験を通して身に着けよう! と、
防災月間の9月21日(水曜日)立川防災館を訪れました。
立川防災館は東京消防庁が管理運営する災害時の行動を身に着ける体験学習施設です。様々な体験コーナーや子ども達が楽しみながら防災意識を身に着けるコーナー等が整備されています。
防災館を知ってはいてもなかなか足を運ぶ機会が少ない、という方々が多いのでは。
今回の参加者は14名、今日は「応急救護訓練」と「煙体験」に挑みます。
応急救護訓練体験
突然人が倒れたら。「だいじょうぶですか?」と声はかけられてもなかなか救護行動ができる人は少ないのでは。
◇急ぎ、呼吸の確認、呼吸をしていないと判断したら直ぐに心臓マッサージ、血液の流れを確保。
◇1分間に120回の胸骨圧迫を行いながら、周りの人に声をかけAEDを手配。
インストラクターの方の説明の後、実際にその体験をします。胸骨圧迫はかなり強く行う必要があり、のその強さの度合いや1分間に120回という回数は実際に行動、体験してみないとわからない数値です。
AEDを実際に使います。機材が指示をしてくれるとは言え、経験のない人は戸惑います。一度でも経験があれば無駄なく進められるのでは。見る、聞くだけではなく、体験の重要さを感じました。
煙体験
もし、火災に遭遇し煙にまかれたら、それが、全く知らないビルの中だったら、どう対応する?
◇煙は一秒間に3mから5mの勢いで階段を昇るとのこと、我々がいくら階段を駆け上がっても追い越される。横へも1秒間で数十㎝進み広がる。
◇どっちへ逃げようか、考えている時間はない。
インストラクターの方から火災時の煙の恐ろしさ、怖さを聞き少しの不安を持ちながらいよいよ煙体験室へ。
(煙の中をうろうろ)
全く前も見えない煙だったらと思うとぞっとします。閉ざされた空間の中で方向感覚を完全に失ってしまう、と感じました。
参加者の皆さん、煙の中では衣類やハンカチを湿らせ口、鼻に、姿勢を低く、誘導灯を確認できるか等、今日聞いた話を忘れないよう。
そして、スーパーや都内の地下街、普段の生活の中でも建物の中に入ったら誘導灯、非常口の場所等、最低限の事だけでも確認する癖をつけておきたいですね。
実際に体験「している」「していない」は災害の場での行動に大きな差が生じると思います。立川防災館には、今日、体験した事のほか、消火体験や地震体験等の施設があります。また新たな防災体験ツアーを企画したいと思います。
最後に参加者全員で記念写真。
主催 団塊くるねっと
共催 たま団塊交流会